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2012年6月28日 (木)

ふと10年を振り返る

気がついたら数日前に、オーストラリア移住10年目を迎えちゃってました(苦笑)

地味に一人でお祝いしようと思ってましたが、

すっかり忘却(泣)

今朝、お客さんに「GOさんってどれぐらいこっちにいらっしゃるんですか?」って聞かれて「丁度10年ですねぇ・・・。あ、あれ、あ、丁度今頃です。2、3日前に10年目を迎えてましたわ、ははは」みたいな感じですっかり忘れてたことを認識。

いやーまさか10年前の2002年の今頃、2012年6月の今日の生活がこんな感じだとは全く想像つかなかったですね。

だいいち結婚してたし。

そっからまさかまさかの波乱万丈人生(大泣)

家建ててる最中に奥さんが駆け落ちした上に当時働いていた会社も倒産。

新築に、猫とぽつんと取り残されたあの瞬間、頭真っ白でしたね(泣)

われながらあまりにも痛すぎて自失呆然という言葉の意味を身をもって体感しましたからねw

さて、そんな今日はね、そんな10年間をふり返りながら、ふと今感じたことを書こうと思います。

キャプテン・ハーロックってアニメ、すんげー好きでハーロックって俺ん中でかなり理想に近いヒーローなんですよね。

いきなり唐突ですけどw

彼は地球での生活に嫌気がさして宇宙に飛び出し、海賊=ならずものとしてのレッテルだけじゃなく、地球を捨てた、というようなイメージを持たれているんですが、実は誰よりも地球を愛しているといっても過言ではないんですよね。そこに住む人間達の曲がった欲、もっと言えば社会の枠組み、政治の腐敗、人々の堕落、そういったものへの嫌気であり、反攻であったように思います。

「地球=親愛なる友の眠る場所」という意味合いもこめて絆というか、関わりを決して断ち切ることなく地球を見守り続けてるんですよね、宇宙という場所から。ただ、地球を救うヒーロー、というのとはまた違って、彼にとっての大切なものを守ることが結果的に地球を救う、ということになっているんだと俺は理解してます。しかも命がけでね。

ハーロックの生き方に強引にかぶせるわけじゃないんですけど、俺も日本を出て、オーストラリアのブリスベンという場所にいながら、どっかで日本を想い続け、日本人であることに誇りを持ち、日々オージーを含めた他民族国家の中で”日本人として舐められないように”日本を代表して戦っている、という自負はあります。

ただ、自由に生きたい、そんな環境が実現できるのは日本ではなかった、ということ。俺にとって自分が自然体でいる状態を保とうとすれば、日本社会にとっては”常識”や”慣習”からはずれることも多い。もちろん日本にいればそれなりに順応はできるけど、それが自分にとっては窮屈だったり・・。所謂職場などの縦社会とか、労働環境だったりとか、それによって犠牲にせざるを得ない生活の質だったりとか、根本的な日本独特の閉鎖感とか物理的、精神的な狭さとか、すべてそういうものがすごく窮屈で、俺にとっての最適な場所、それを探す旅に出た、という感じです。

なのでブリスベンは俺の人生の現時点で最も快適な生活の場所、という感覚で、それ以上でもそれ以下でもない。10年前に目指した場所ではあるけれど終着駅、というわけではない。

もちろんここで骨を埋める覚悟で移住し、様々な困難や試練を乗り越えながら今に辿りついているし、きっとあと最低でもこの先10年はここにいるだろうな、とは想像できるけど、15年後、20年後の自分の居場所は俺にもわからない。ってか決めたくない、ってのが本音かな。ここにいるかもしれないし、オーストラリア国内で移住するか、はたまたどっか海外に住んでるかもしれません。ブリスベン、そして今住んでる場所がこの先10年以上ずっと平和で快適である保証はどこにもありませんから。その時にフットワークよく動けるだけの自分でありたいと思うし、そのためにはどこでもやっていける自信、体力、経済力がないとだめですから今、日々どう努力するか、っていうのは大事だと思ってます。

んで最初の10年が経ちました。

振り返るとあっという間なような長かったような。ハーロックのように勢いよく飛び出してはみたものの、そりゃ想像以上の試練の連続もあり、そこで得られた貴重な体験、経験が積み重なって、1年、1年を重ねて今の俺がある。どこにいても苦労は伴うし、こっちにいれば楽だ、ということではない。ただ、努力した分が報われるかどうか、自分の生活にどうそのプロセスが反映されていくのか、というのは日本にいた時とは愕然とした差を感じる。

日本という母国をこの間、客観的に見続け、かなしいと感じることは多い。震災後の原発事故の対応をはじめ、あらゆる社会問題・環境は年々悪化しているようにも思える。人口密度が濃いから故にまわりが見えにくいのか、気付かないのか。比較の対象そのものがないからなのか。環境を変えることが不可能だ、無理だと決め込んでいるのか。

そこにいても変えれる環境なら変えて見せればいいけど、それが”個”の努力ではどうにもならないと分かったからこそ俺は出た。”個”の努力でつかみとれるチャンスがある場所、環境に思い切ってかけた。

幼いころの海外での長い生活も影響してかもしれない。中学2年生んときに当時はまだ緑豊かだったシンガポールから日本に帰国して、学校や部活を通じて友達も先生もなんて閉鎖的な考え方なんだろうってその時すでに愕然とした。工場に囲まれた中学校で部活で走っているとき、光化学スモッグで肺が苦しかった。そんなことはそれまでなかった。豊かさってなんだろう、そういう疑問は常にあった。

だからってわけでもないんだろうけど、そのころの俺の夢ってというと、ゆったりと生活を送るっていう漠然としたイメージに近いものだったんだけど、日本ではお金があったとしても、”ゆったりとした豊かな生活”を実現させるにはほど遠い社会だ、と正社員で働く身になって尚更実感した。

なんか自宅でビリヤードやりながらスパにつかりながらゆったりする、家で観たい時に観たい映画を大画面で存分に観る、きっとそういうものの実現のために俺の場合は仕事が手段としてある。だから日本ではいくら稼いでも、自分のイメージの生活を実現するためのギャップが大きすぎて、その夢を叶えるためにこっちに来た、と言っても過言ではない。

なので俺にとって仕事はそのために必要な手段でしかなく、お金は目的ではなく単なるツールでしかない。だからビジネスで大金持ちになろうとか、一攫千金を夢みて宝くじを買ったりもしないし、ギャンブルも一切しない。

なので特別ぬきんでた贅沢さは得られなくとも、俺が思うところの豊かさ、快適な環境、質の高い生活を実現することはできる。そのために何をどうしたらいいかってのを考え続け、そのための行動をおこし、継続する、というシンプルな法則で手に入れたのが今の生活環境。

愛猫じぇりーの存在は、こんなプロセスの中で大切な絆としての役割を果たしてくれる。こいつのためにがんばろう、と思える。ずっと変わらずそばにいてくれる存在であり、俺と1体だとも思ってる。思えば13年間のじぇりーの猫生の間、9回もの引越しにつきあわせてしまった。まさに俺の人生の苦悩、迷い、混沌、そんなものを反映させているかのような引越しの数である。じぇりーには本当に苦労をかけた。なのでじぇりーにとっては今の場所、今の家でずっと余生を平和に送れる様にしてあげたい。

そういう意味では、彼にはやっと居場所を見つけてあげれた、と言ってもいいね。

パートナー、こればっかりは相手の考え方、立場、価値観もあることなのでそれを尊重していきたい。もしお互いの人生の中で期間に関わらず、お互いの道が重なることがあるならば、その時間を精一杯楽しみたい。でも本音を言うと、お互いの価値観、考え方、夢を共感し、共有できる人と手を取り合いながら、決して楽ばかりじゃない人生をお互い支えあって乗り越えていきたい。一生ね。でもそのためには”与え続ける愛”という形があることをお互いが気づいて、そしてそれを理解することから始まって、そしてそれをずっと継続することが大切だと思う。そのためには相手への感謝、そしてRespectが不可欠だと理解している。

それができれば一生パートナーとしていられると思うし、そのためには努力も必要だと思う。だけど、最初から、そんなきれいごとはありえない、と決め込んでしまうのは違うと思う。それはちゃんとした”愛”への理解、そして感謝とRespectの”継続”という努力をするかしないか、これによって結果は変わると思う。

でもそれでも一旦は離れることもあると思う。

仮にお互いが一度離れて別々の道を歩いたとしても、そうしたからこそ見えてくるもの、気づくものをあるわけで、それはそれで大切で、すごく意味があるんじゃないかな、って思う。

たとえばもし”遠回り”にも見えるこうした期間を経て、また同じ道を歩くとお互いが決めた瞬間から、さらにお互いの絆は強くなるんじゃないかと思う。

少し回り道に思えるようなことでも、そこを通った人じゃないと見えないものってあるよね。

だから遠回りのように見えて、実はそのとき、一番ベストな近道を選択してるのかもしれないし。

それを評価できるのは、未来の自分だけだよね。

って、飛鳥がライブのMCでいつか言ってました(苦笑)

すげー同感です。

相変わらず話が脱線しましたが、ふと移住してからの10年も振り返って見ました(苦笑)

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