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2010年2月17日 (水)

オーストラリアの有給制度

こっちにきて最初のオーストラリアのWedding会社で働き始めた際、日本と比べて働く環境が天国と地獄ほどの差があると痛感しましたが、今の会社になってさらに感じたことがあります。

もちろん日本人経営の会社であればオーストラリアでも地獄のように働かされるのは言うまでもありません。

ちなみにこっちにきて感じたのは「有給休暇」に対する考え方。今では日本でも見直されているようですが、俺が日本で働いていたころには

有給休暇の申請をする=やる気がない

とみなされる風潮がありました。申請だそうもんなら白い目で見られましたからね。

ところがこっちに来ると上司から

「有給いつ取るの?早く計画表出して」

といわれます。最初は面食らいましたが、上司としてはあらかじめスタッフの有給休暇の予定がわかっていた方がやりくりしやすいからだ、とわかりました。もう一つ裏があって、退職などの際、消化してない有給休暇は現金化しないといけないのでそれを避けるためにも有給消化率を高める必要があるのです。

この、有給消化率を高めるための策として究極の契約モデルがありました。最初は信じられなかったのですが、”Leave Loading”と言って、有給を取る毎に、会社がさらに多めにお給料を払う、というシステムです。

つまり、有給をとると、普通のお給料に加えて例えばですが1日あたり30ドルばかり上乗せになります。

例えば10日間の有給を取れば、お給料が支払われるだけでなく、さらに30ドルx10日間=300ドルが多めに払われます。

実は俺、これが契約に入ってたことに気づかず、そういえばたまに給料多めに入っているな、ぐらいにしか思ってなかったんですよね、過去3年間。単なる調整かと思ってました。

俺の契約にそれが入ってると最近しって、さっそく有給を取った時期の明細をみると、確実に多めにお給料が入ってます。

すごいぜ、オーストラリアっ

夢のようなシステムだぜ。上述しましたが、これは休みを自発的に取らせるための策らしいんです。

なんで最近気づいたかというと、

今月から管理職は除外になるからです(大泣)

ああ、俺管理職だったね(泣)

この話がしきりに会議とかで出てたとき、「”Leave Loading”って何?」って他支店のマネージャーに聞いたのよね。かなり面食らいながら「GO,3年間知らなかったの?」とつっこまれましたがわかりやすく説明され理解。

同時に俺らはもらえなくなることも理解(泣)

ところが今日俺の上席のさらに上席にあたるお偉いさんから直接オフィスに電話があり、

お偉いさん「GO、会社の決定だ。すまんな」

俺「いえいえ。(最近知りましたし)」

お偉いさん「君はところであんまり有給を消化してなかったね」

俺「はい、過去3年間は立ち上げやらで忙しかったので。(最近知りましたし。前から知ってればもっとガンガンとってました)」

お偉いさん「うん、君はよくやってくれている。特に去年は大変で君が休みどころでなかった事情はよくわかっている」

俺「ありがとうございます。でも自分のオフィスで起こったことでしたから。(それでもこのシステム知ってたら無理にでも取ってたけどね)」

お偉いさん「君の上司とも話したんだが、今回”Leave Loading”を無くすかわりにその分昇給することにした」

俺「・・・・・死ぬまでついていきます!!! (と、いう気持ちを必死で抑えてクールな感じで)、お気遣いありがとうございます。これからも会社のためにがんばります。」

電話を切りながら、これだ、これがなかったんだよ、日本の会社には。一言で言えば”Respect”。日本にいたときは”使い捨て”に近い扱い受けてましたからね。

今日1日、ガックリとガッツポーズが同時に来た感じっす。

よく考えるとチャラなんだけどね。

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